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【問1】
黒玉●4個と白玉〇4個を円形に並べる方法(円順列)は何通りあるか。ただし、円順列において、黒玉●同士を区別せず、白玉〇同士を区別しないものとする。
【解答】
黒玉●と白玉○を並べる席が4+4=8つある。
8つの席を固定した場合の、玉●4つと残りの玉〇4つを並べる組み合わせの数は、
8C4=8×7×6×5/(4×3×2)=70通り
ある。
固定した席に対して、黒玉●と白玉○の配置パターンを回転させると、玉の配置の形が変わる。
固定した席への玉の配置の数は、席を固定しない場合の配置の数に、回転すると固定した席への配置の形が変わる数Bが掛け算された数になる。
(第1のタイプ:1/4回転すると元の形に戻る配置)
1/4回転すると元の形に戻る第1のタイプの配置パターンの場合は、上図のように、黒玉●については、黒玉●が、元の位置から1/4回転した位置にもあり、(2/4)回転した位置にもあり、(3/4)回転した位置にあるように繰り返して存在し、結局、黒玉●が十字架状に4個ある配置パターンになる。第1のタイプの配置パターンは、そのように、各色の玉が十字架状の形にある配置パターンである。
第1のタイプの配置パターンは、配置パターンの円の1/4の、2個の玉で構成される部分が1周期になって、それが繰り替えされて全ての玉の配置が決まる配置パターンである。
そのため、第1のタイプの玉の配置は、席が固定された場合の配置の数は、1周期である、円順列の円の1/4の部分の2個の玉の並べ方の数で計算する。その数は、2C1個=2個ある。
第1のタイプの配置パターンは、1/8回転する毎に、固定した席に対しては、異なる配置になり、1周期である1/4回転するまでに、0回転、(1/8)回転した場合の2つの異なる配置が作られる。
席を固定しない場合の、この配置のパターンの数は、席を固定した場合の配置パターンの数2C1の2分の1になる。その数は:
2C1/2=1
個ある。
(第2のタイプ:1/2回転すると元の形に戻る配置)
1/2回転すると元の形に戻る第2のタイプの配置パターンの場合は、上図のように、黒玉●については、黒玉●が、元の位置から1/2回転した位置に存在する配置パターンになり、すなわち、黒玉●が円の直径の両端に2個ある配置パターンになる。
第2のタイプの配置パターンは、第1のタイプの配置パターンを含む。
第2のタイプの配置パターンは、配置パターンの円の1/2の、4個の玉で構成される部分が1周期になって、それが繰り替えされて全ての玉の配置が決まる配置パターンである。そのため、第2のタイプの玉の配置は、席が固定された場合の配置の数は、1周期である、円順列の円の1/2の4つの玉の並べ方の数で計算する。その数は、4C2個=6個ある。
この数から、第1のタイプの配置の数を引き算する。それにより、1/2回転して初めて元の配置パターンに戻る(席が固定された場合の)配置の数が求められる。その数は:
4C2-1×2=4
個ある。
この(引き算した結果の)配置のパターンは、1/8回転する毎に、固定した席に対しては、異なる配置になり、1周期である1/2回転するまでに、0回転、(1/8)回転、(2/8)回転、(3/8)回転の4つの異なる配置が作られる。
席を固定しない場合の、この配置のパターンの数は、席を固定した場合の配置パターンの数の4分の1になる。その数は:
4/4=1
個ある。
(第3のタイプ:1回転すると元の形に戻る配置(全ての配置))
1回転して元の形になる配置パターン(全ての配置パターン)には、第1のタイプと第2のタイプの配置が含まれる。
第3のタイプの配置パターン(全配置パターン)の、席が固定された場合の配置の数は、8C4個=70個ある。
この数から、第1のタイプと第2のタイプの配置パターンの数を引き算することで、1回転して初めて元の形に戻る(席を固定した場合の)配置の数を求める。その数は:
8C4-(1×4)-(1×2)=64
個ある。
この(引き算した結果の)配置パターンは、(席を固定した場合の)配置を回転させると、1回転すると初めて元の形に戻る。回転させる毎に形が変わる数は、0回転、(1/8)回転、(2/8)回転、(3/8)回転、(4/8)回転、(5/8)回転、(6/8)回転、(7/8)回転、の8個の異なる形になる。
席を固定しない場合の、この(引き算した結果の)配置のパターンの数は:
64/8=8
個だけある。
(全部の円順列の数)
以上の合計の、席を固定しない場合の、円順列の配置パターンの数は:
1+1+8=10
である。
(解答おわり)
《この解答の計算を整理すると以下の式になる》
【問2】
黒玉●8個と白玉〇8個を円形に並べる方法(円順列)は何通りあるか。ただし、円順列において、●同士を区別せず、〇同士を区別しないものとする。
【解答】
黒玉●と白玉○を並べる席が8+8=16個ある。
16個の席を固定した場合の、黒玉●8つと残りの白玉〇8つを並べる組み合わせの数は、
16C8=13×11×10×9=12870通り
ある。
固定した席に対して、黒玉●と白玉○の配置パターンを回転させると、玉の配置の形が変わる。 固定した席への玉の配置の数は、席を固定しない場合の配置の数に、回転すると固定した席への配置の形が変わる数Bが掛け算された数になる。
(第1のタイプ:1/8回転すると元の形に戻る配置)
1/8回転すると元の形に戻る第1のタイプの配置パターンの場合は、上図のように、黒玉●がある場合は、その黒玉●が1/8回転毎に繰り返して現れ、合計8個の黒玉●から構成される配置パターンがパターンの1つの要素になる。各色の玉毎にこのパターンになる配置パターンが第1のタイプの配置の形である。
第1のタイプの配置パターンは、配置パターンの円の8分の1の、2個の玉で構成される部分が1周期になって、それが繰り替えされて全ての玉の配置が決まる配置パターンである。
そのため、第1のタイプの玉の配置は、席が固定された場合の配置の数は、その1周期である、円順列の円の1/8の部分の2個の玉の並べ方の数で計算する。その数は、2C1個=2個ある。
第1のタイプの配置パターンは、席を固定した場合の配置が、0回転、(1/16)回転、した場合に2つの異なる形になる。
席を固定しない場合の、この配置のパターンの数は、席を固定した場合の配置パターンの数2C1の2分の1になる。その数は:
2C1/2=1
個ある。
(第2のタイプ:1/4回転すると元の形に戻る配置)
1/4回転して元の形に戻る第2の配置パターンの場合は、上図のように、黒玉●がある場合は、その黒玉●が1/4回転毎に繰り返して現れ、合計4個の黒玉●が十字架状に存在する形が配置パターンの1つの要素になる。黒玉の十字架と白玉の十字架を組み合わせた配置が第2のタイプの配置パターンの形である。
第2のタイプの配置パターンには、第1のタイプの配置パターンを含む。
第2のタイプの配置パターンは、配置パターンの円の1/4の、4個の玉で構成される部分が1周期になって、それが繰り替えされて全ての玉の配置が決まる配置パターンである。
そのため、第2のタイプの配置パターンの、席が固定された場合の配置パターンの数は、円順列の円の4分の1の4個の玉で構成される部分の、4つの玉の並べ方の数で計算でき、4C2個=6個ある。
この数から、第1のタイプの配置パターンの数を引き算して、1/4回転して初めて元の形に戻る配置パターンの配置の数を求めると:
4C2-1×2=4
個の配置パターンの数がある。これは、席が固定された場合の配置パターンの数である。
この(引き算した結果の)配置パターンは、配置パターンを回転させると、4分の1回転するまで元にもどらず形が変わる。形が変わる数は、0回転、(1/16)回転、(2/16)回転、(3/16)回転、の場合の4つの異なる形になる。
そのため、席を固定しない場合の、1/4回転して初めて元の形に戻る配置パターンの数は:
4/4=1
個だけある。
(第3のタイプ:1/2回転すると元の形に戻る配置)
1/2回転して同じ形の配置になる第3の配置パターンには、第1のタイプの配置パターンと、第2のタイプの配置パターンとを含む。
第3のタイプの配置パターンは、配置パターンの1/2回転が配置パターンの形が変わる1周期である。そのため、第3のタイプの配置パターンは、席が固定された場合の配置の数は、円順列の1/2回転の範囲内の右半分の8つの玉の並べ方の数で計算でき、8C4個=70個ある。
この数から、第1のタイプの配置パターンの数と第2のタイプの配置パターンの数を引き算する。それにより、1/2回転して初めて同じ形に戻る配置パターンの数が求められる。その数は:
8C4-(1×4)-(1×2)=64
個の配置の数がある。
この(引き算した結果の)配置のパターンの、配置を回転させると変わる形の数は、0回転、(1/16)回転、(2/16)回転、(3/16)回転、(4/16)回転、(5/16)回転、(6/16)回転、(7/16)回転、の8つある。
そのため、席を固定しない場合の、1/2回転して初めて元の形に戻る配置パターンの数は、席を固定した場合の配置パターンの数64を、回転で変わる形の数8で割り算した数になり:
64/8=8
個だけある。
(第4のタイプ:1回転すると元の形に戻る配置(全ての配置))
1回転して同じ形の配置になる(全ての配置の)配置パターンには、第1のタイプの配置と、第2のタイプの配置と、第3のタイプの配置とを含む。
席が固定された場合の、全ての配置パターンの数は16C8個=13×11×10×9=12870個ある。
この数から、第1の配置パターンの数と第2の配置パターンの数と第3の配置パターンの数を引き算する。その数は、1回転するまで元の形には戻らない配置パターンの数である。その数は:
16C8-(8×8)-(1×4)-(1×2)=12800
個ある。
この(引き算した結果の)配置パターンは、配置を回転させると、1回転するまでは元にもどらない。回転することで配置パターンの形が変わる数は、0回転、(1/16)回転、(2/16)回転、(3/16)回転、(4/16)回転、(5/16)回転、(6/16)回転、・・・(15/16)回転、の16個ある。
そのため、席を固定しない場合の配置パターンの数は、席を固定した場合の配置パターンの数12800を、回転で変わる形の数16で割り算した数になり:
12800/16=800
個だけある。
(全部の円順列の数)
以上の、席を固定しない場合の、円順列の配置の数の総和は:
1+1+8+800=810
である。
(解答おわり)
《この解答の計算を整理すると以下の式になる》
《検算方法》
問2の解の数が大きいので、答えが合っているのかの検算が悩ましいところである。計算を整理して解き方のパターンの規則性があることが、検算の第1段階になるとも思いますが。問2の解の検算方法は、近似的に、配置パターンの大部分が、1回転して初めて元のパターンに戻る配置パターンである、と仮定して概算して検算する。
席を固定しない場合の配置の数の概算は、席を固定した場合の全配置パターンの数16C8を、回転で変わる形の数16で割り算した数になり:
16C8/16=13×11×10×9/16
=12870/16
≒ 800
個程度ある。
(検算おわり)
場合の数と確率
リンク:高校数学の目次
【問1】
黒玉●4個と白玉〇4個を円形に並べる方法(円順列)は何通りあるか。ただし、円順列において、黒玉●同士を区別せず、白玉〇同士を区別しないものとする。
【解答】
黒玉●と白玉○を並べる席が4+4=8つある。
8つの席を固定した場合の、玉●4つと残りの玉〇4つを並べる組み合わせの数は、
8C4=8×7×6×5/(4×3×2)=70通り
ある。
固定した席に対して、黒玉●と白玉○の配置パターンを回転させると、玉の配置の形が変わる。
固定した席への玉の配置の数は、席を固定しない場合の配置の数に、回転すると固定した席への配置の形が変わる数Bが掛け算された数になる。
(第1のタイプ:1/4回転すると元の形に戻る配置)
1/4回転すると元の形に戻る第1のタイプの配置パターンの場合は、上図のように、黒玉●については、黒玉●が、元の位置から1/4回転した位置にもあり、(2/4)回転した位置にもあり、(3/4)回転した位置にあるように繰り返して存在し、結局、黒玉●が十字架状に4個ある配置パターンになる。第1のタイプの配置パターンは、そのように、各色の玉が十字架状の形にある配置パターンである。
第1のタイプの配置パターンは、配置パターンの円の1/4の、2個の玉で構成される部分が1周期になって、それが繰り替えされて全ての玉の配置が決まる配置パターンである。
そのため、第1のタイプの玉の配置は、席が固定された場合の配置の数は、1周期である、円順列の円の1/4の部分の2個の玉の並べ方の数で計算する。その数は、2C1個=2個ある。
第1のタイプの配置パターンは、1/8回転する毎に、固定した席に対しては、異なる配置になり、1周期である1/4回転するまでに、0回転、(1/8)回転した場合の2つの異なる配置が作られる。
席を固定しない場合の、この配置のパターンの数は、席を固定した場合の配置パターンの数2C1の2分の1になる。その数は:
2C1/2=1
個ある。
(第2のタイプ:1/2回転すると元の形に戻る配置)
1/2回転すると元の形に戻る第2のタイプの配置パターンの場合は、上図のように、黒玉●については、黒玉●が、元の位置から1/2回転した位置に存在する配置パターンになり、すなわち、黒玉●が円の直径の両端に2個ある配置パターンになる。
第2のタイプの配置パターンは、第1のタイプの配置パターンを含む。
第2のタイプの配置パターンは、配置パターンの円の1/2の、4個の玉で構成される部分が1周期になって、それが繰り替えされて全ての玉の配置が決まる配置パターンである。そのため、第2のタイプの玉の配置は、席が固定された場合の配置の数は、1周期である、円順列の円の1/2の4つの玉の並べ方の数で計算する。その数は、4C2個=6個ある。
この数から、第1のタイプの配置の数を引き算する。それにより、1/2回転して初めて元の配置パターンに戻る(席が固定された場合の)配置の数が求められる。その数は:
4C2-1×2=4
個ある。
この(引き算した結果の)配置のパターンは、1/8回転する毎に、固定した席に対しては、異なる配置になり、1周期である1/2回転するまでに、0回転、(1/8)回転、(2/8)回転、(3/8)回転の4つの異なる配置が作られる。
席を固定しない場合の、この配置のパターンの数は、席を固定した場合の配置パターンの数の4分の1になる。その数は:
4/4=1
個ある。
(第3のタイプ:1回転すると元の形に戻る配置(全ての配置))
1回転して元の形になる配置パターン(全ての配置パターン)には、第1のタイプと第2のタイプの配置が含まれる。
第3のタイプの配置パターン(全配置パターン)の、席が固定された場合の配置の数は、8C4個=70個ある。
この数から、第1のタイプと第2のタイプの配置パターンの数を引き算することで、1回転して初めて元の形に戻る(席を固定した場合の)配置の数を求める。その数は:
8C4-(1×4)-(1×2)=64
個ある。
この(引き算した結果の)配置パターンは、(席を固定した場合の)配置を回転させると、1回転すると初めて元の形に戻る。回転させる毎に形が変わる数は、0回転、(1/8)回転、(2/8)回転、(3/8)回転、(4/8)回転、(5/8)回転、(6/8)回転、(7/8)回転、の8個の異なる形になる。
席を固定しない場合の、この(引き算した結果の)配置のパターンの数は:
64/8=8
個だけある。
(全部の円順列の数)
以上の合計の、席を固定しない場合の、円順列の配置パターンの数は:
1+1+8=10
である。
(解答おわり)
《この解答の計算を整理すると以下の式になる》
【問2】
黒玉●8個と白玉〇8個を円形に並べる方法(円順列)は何通りあるか。ただし、円順列において、●同士を区別せず、〇同士を区別しないものとする。
【解答】
黒玉●と白玉○を並べる席が8+8=16個ある。
16個の席を固定した場合の、黒玉●8つと残りの白玉〇8つを並べる組み合わせの数は、
16C8=13×11×10×9=12870通り
ある。
固定した席に対して、黒玉●と白玉○の配置パターンを回転させると、玉の配置の形が変わる。 固定した席への玉の配置の数は、席を固定しない場合の配置の数に、回転すると固定した席への配置の形が変わる数Bが掛け算された数になる。
(第1のタイプ:1/8回転すると元の形に戻る配置)
1/8回転すると元の形に戻る第1のタイプの配置パターンの場合は、上図のように、黒玉●がある場合は、その黒玉●が1/8回転毎に繰り返して現れ、合計8個の黒玉●から構成される配置パターンがパターンの1つの要素になる。各色の玉毎にこのパターンになる配置パターンが第1のタイプの配置の形である。
第1のタイプの配置パターンは、配置パターンの円の8分の1の、2個の玉で構成される部分が1周期になって、それが繰り替えされて全ての玉の配置が決まる配置パターンである。
そのため、第1のタイプの玉の配置は、席が固定された場合の配置の数は、その1周期である、円順列の円の1/8の部分の2個の玉の並べ方の数で計算する。その数は、2C1個=2個ある。
第1のタイプの配置パターンは、席を固定した場合の配置が、0回転、(1/16)回転、した場合に2つの異なる形になる。
席を固定しない場合の、この配置のパターンの数は、席を固定した場合の配置パターンの数2C1の2分の1になる。その数は:
2C1/2=1
個ある。
(第2のタイプ:1/4回転すると元の形に戻る配置)
1/4回転して元の形に戻る第2の配置パターンの場合は、上図のように、黒玉●がある場合は、その黒玉●が1/4回転毎に繰り返して現れ、合計4個の黒玉●が十字架状に存在する形が配置パターンの1つの要素になる。黒玉の十字架と白玉の十字架を組み合わせた配置が第2のタイプの配置パターンの形である。
第2のタイプの配置パターンには、第1のタイプの配置パターンを含む。
第2のタイプの配置パターンは、配置パターンの円の1/4の、4個の玉で構成される部分が1周期になって、それが繰り替えされて全ての玉の配置が決まる配置パターンである。
そのため、第2のタイプの配置パターンの、席が固定された場合の配置パターンの数は、円順列の円の4分の1の4個の玉で構成される部分の、4つの玉の並べ方の数で計算でき、4C2個=6個ある。
この数から、第1のタイプの配置パターンの数を引き算して、1/4回転して初めて元の形に戻る配置パターンの配置の数を求めると:
4C2-1×2=4
個の配置パターンの数がある。これは、席が固定された場合の配置パターンの数である。
この(引き算した結果の)配置パターンは、配置パターンを回転させると、4分の1回転するまで元にもどらず形が変わる。形が変わる数は、0回転、(1/16)回転、(2/16)回転、(3/16)回転、の場合の4つの異なる形になる。
そのため、席を固定しない場合の、1/4回転して初めて元の形に戻る配置パターンの数は:
4/4=1
個だけある。
(第3のタイプ:1/2回転すると元の形に戻る配置)
1/2回転して同じ形の配置になる第3の配置パターンには、第1のタイプの配置パターンと、第2のタイプの配置パターンとを含む。
第3のタイプの配置パターンは、配置パターンの1/2回転が配置パターンの形が変わる1周期である。そのため、第3のタイプの配置パターンは、席が固定された場合の配置の数は、円順列の1/2回転の範囲内の右半分の8つの玉の並べ方の数で計算でき、8C4個=70個ある。
この数から、第1のタイプの配置パターンの数と第2のタイプの配置パターンの数を引き算する。それにより、1/2回転して初めて同じ形に戻る配置パターンの数が求められる。その数は:
8C4-(1×4)-(1×2)=64
個の配置の数がある。
この(引き算した結果の)配置のパターンの、配置を回転させると変わる形の数は、0回転、(1/16)回転、(2/16)回転、(3/16)回転、(4/16)回転、(5/16)回転、(6/16)回転、(7/16)回転、の8つある。
そのため、席を固定しない場合の、1/2回転して初めて元の形に戻る配置パターンの数は、席を固定した場合の配置パターンの数64を、回転で変わる形の数8で割り算した数になり:
64/8=8
個だけある。
(第4のタイプ:1回転すると元の形に戻る配置(全ての配置))
1回転して同じ形の配置になる(全ての配置の)配置パターンには、第1のタイプの配置と、第2のタイプの配置と、第3のタイプの配置とを含む。
席が固定された場合の、全ての配置パターンの数は16C8個=13×11×10×9=12870個ある。
この数から、第1の配置パターンの数と第2の配置パターンの数と第3の配置パターンの数を引き算する。その数は、1回転するまで元の形には戻らない配置パターンの数である。その数は:
16C8-(8×8)-(1×4)-(1×2)=12800
個ある。
この(引き算した結果の)配置パターンは、配置を回転させると、1回転するまでは元にもどらない。回転することで配置パターンの形が変わる数は、0回転、(1/16)回転、(2/16)回転、(3/16)回転、(4/16)回転、(5/16)回転、(6/16)回転、・・・(15/16)回転、の16個ある。
そのため、席を固定しない場合の配置パターンの数は、席を固定した場合の配置パターンの数12800を、回転で変わる形の数16で割り算した数になり:
12800/16=800
個だけある。
(全部の円順列の数)
以上の、席を固定しない場合の、円順列の配置の数の総和は:
1+1+8+800=810
である。
(解答おわり)
《この解答の計算を整理すると以下の式になる》
《検算方法》
問2の解の数が大きいので、答えが合っているのかの検算が悩ましいところである。計算を整理して解き方のパターンの規則性があることが、検算の第1段階になるとも思いますが。問2の解の検算方法は、近似的に、配置パターンの大部分が、1回転して初めて元のパターンに戻る配置パターンである、と仮定して概算して検算する。
席を固定しない場合の配置の数の概算は、席を固定した場合の全配置パターンの数16C8を、回転で変わる形の数16で割り算した数になり:
16C8/16=13×11×10×9/16
=12870/16
≒ 800
個程度ある。
(検算おわり)
場合の数と確率
リンク:高校数学の目次