以下は、ここをクリックした先の問題の解答です。
【問1】
実数aがa≧0の範囲で変化するとき、xy平面上での2直線

の交点の軌跡を求め、図示せよ。
【解1】
x≠0 の場合、(2)より、

(4)を(1)に代入する。

両辺にxを掛け算する。

次に、この式(5)の円の方程式の範囲を、式(3)を満足する範囲に制限する。
式(2)は点B(0,1) を通る直線をあらわし、その直線の傾きは、以下の式(6)であらわさせる。式(3)に従って、その傾きの範囲が式(6)の不等号で制限される。その傾きの制限が式(5)の円の方程式の範囲を制限する。


上図のように、軌跡上の点P(x,y) と点Bとを結ぶ直線の傾きが式(6)で制限されるので、結局、点P(x,y) のx座標とy座標が以下の式(7)(8)で制限される。
そのため、求める軌跡は上図の円の実線の部分になる。
(解1おわり)
【解2】

式(1)の直線の式は、下図の点A(1,0) を通る直線(11)の式に変形できる。直線(11)は、傾きが(1/a)の直線である。a=0のときは、y軸に平行な直線になる。
式(2)の直線の式は、下図の点B(0,1) を通る直線(12)の式に変形できる。直線(12)は、傾きが(-a)の直線である。a=0のときは、x軸に平行な直線になる。


軌跡上の点を点P(x,y) とする。式(11)であらわす直線APの傾き(1/a) と、式(12)であらわす直線BPの傾き(-a)の積が(-1)になるので、直線APと直線BPは直交し、
∠APB=90°
になる。
そのため軌跡上の点Pは、線分ABを直径とする円上の点になる。
a=0の場合に、点Pは点C(1,1) になる。
a>0の場合に、
(直線BPの傾き)<0
なので、点Pは、a(≧0)が大きくなるにつれて、上図の円の点Cから右回りに原点O(0,0) まで向かう。点Pは原点Oの近傍まで近づき、原点Oには達さない。
結局、点Pのx座標値とy座標値に関して、以下の式(7)と(8)が成り立つ。
求める軌跡は上図の円の実線の部分になる。
(解2おわり)
リンク:
高校数学の目次
【問1】
実数aがa≧0の範囲で変化するとき、xy平面上での2直線

の交点の軌跡を求め、図示せよ。
【解1】
x≠0 の場合、(2)より、

(4)を(1)に代入する。

両辺にxを掛け算する。

次に、この式(5)の円の方程式の範囲を、式(3)を満足する範囲に制限する。
式(2)は点B(0,1) を通る直線をあらわし、その直線の傾きは、以下の式(6)であらわさせる。式(3)に従って、その傾きの範囲が式(6)の不等号で制限される。その傾きの制限が式(5)の円の方程式の範囲を制限する。


上図のように、軌跡上の点P(x,y) と点Bとを結ぶ直線の傾きが式(6)で制限されるので、結局、点P(x,y) のx座標とy座標が以下の式(7)(8)で制限される。

そのため、求める軌跡は上図の円の実線の部分になる。
(解1おわり)
【解2】

式(1)の直線の式は、下図の点A(1,0) を通る直線(11)の式に変形できる。直線(11)は、傾きが(1/a)の直線である。a=0のときは、y軸に平行な直線になる。
式(2)の直線の式は、下図の点B(0,1) を通る直線(12)の式に変形できる。直線(12)は、傾きが(-a)の直線である。a=0のときは、x軸に平行な直線になる。


軌跡上の点を点P(x,y) とする。式(11)であらわす直線APの傾き(1/a) と、式(12)であらわす直線BPの傾き(-a)の積が(-1)になるので、直線APと直線BPは直交し、
∠APB=90°
になる。
そのため軌跡上の点Pは、線分ABを直径とする円上の点になる。
a=0の場合に、点Pは点C(1,1) になる。
a>0の場合に、
(直線BPの傾き)<0
なので、点Pは、a(≧0)が大きくなるにつれて、上図の円の点Cから右回りに原点O(0,0) まで向かう。点Pは原点Oの近傍まで近づき、原点Oには達さない。
結局、点Pのx座標値とy座標値に関して、以下の式(7)と(8)が成り立つ。

求める軌跡は上図の円の実線の部分になる。
(解2おわり)
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