2017年11月30日木曜日

立体図形のややこしい問題の解答

以下は、ここをクリックした先の問題の解答です。

【問1】(ややこしい問題)
 上図のように、1辺の長さが5の正方形を底面とし、高さが10の直方体ABCD-EFGHがある。点PをBP=3となるように辺BF上に、点QをDQ=5となるように辺DH上にそれぞれとる。3点A,P,Qを通る平面と辺CGとの交点をRとする。このとき、頂点Cから面APRQにひいた垂線の長さを求めよ。

(注意)
 この問題は、良く整理して解かないと、計算の森に迷い込むややこしい問題です。以下の理由により、安易に解答を見ないよう注意してください。このややこしい問題を自力で解いてから解答を見てください。

(解けるまで解答を見ない理由)
 出題高校の意図を推測すると、「単にいろいろな難問の解き方を覚えて知っている学生よりも、想像力豊かで知能が高く融通性に富んだ学生の方を合格させたい」
という意図がある考えます。

 そのため、このややこしい問題を学ぶ目的は、
この問題を簡単に解こうとする努力により知能を高めるホルモンが分泌されて知能を高めること、
を第1の目的にするのが良いと考えます。

 そのため、この問題を自力で解くまでは解答を見ずに、ベストな勉強方法としては、問題を解く努力をした後(解けないで寝て良い)寝ている間に知能ホルモンの分泌をさせる。それを何回か繰り返すのが良いと考えます。

(解答の方針) 
(1)難問が解けずに寝るとき、寝ている間も何とか問題を解こうとして、そのために、問題を考え易い簡単な形にして、解こうとするだろうと思います。
 そのように簡単な形に問題を変換して考えることが、あらゆる難問を解くコツです。
(2)立体図形は、平面図形の問題に変換して解く。
(3)第1の面への垂線を求める問題は、第1の面上の1本の直線に垂直な第2の面を考える。その第2の面上の直線で、第1の面に垂直な直線が求める垂線である。

【解答】
 この立体問題を簡単な形の、2つの平行する面に変換して解きます。
(1)上図のように、平行する面ADHEと面BCGFを考える。
それら2つの面と面APRQの交線はAQとPRです。
ADHEと面BCGFは平行なので、
交線AQとPRも平行です。
(2)次に、面BCGF上で、面APRQ上の1本の直線PRに垂直な第2の面を考える。
第2の面は、直線PRに垂直な直線CTを含む面にすれば良い。
(3)第2の面は面BCGF上の直線PRに垂直なので面BCGFに垂直である。そのため、第2の面は、面BCGFの垂線CDを含む面CTSDである。
(3a)そして、その第2の面と面ADHEの交線DSは、面ADHEが面BCGFに平行なので、その第2の面と面BCGFの交線CTに平行である。
 そのため、第2の面CTSDは長方形である。
(4)第2の面CTSDは、 面APRQと直線JKで交差する。
(5)第2の面CTSD上の直線JKに垂直な直線CLが、求めるべき、頂点Cから面APRQにひいた垂線である。
そして、頂点Cから面APRQにひいた垂線の長さは、線分CLの長さである。

(6)以上の考察で、解答の道筋が分かったので、次に、詳しい計算を開始する。
上図で、線分の長さを①、②、③の順に計算した。
よって、頂点Cから面APRQにひいた垂線の長さ
 が求められた。
解答おわり)

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2017年11月25日土曜日

相似図形の難問の解き方

以下は、ここをクリックした先の問題の解答です。

【問1】(難問)
 上図のように、円周上に5点A,B,C,D,Eがあり、弧AB=弧CDである。
また、線分CEと線分BDの交点をF、線分CEと線分ADの交点をGとし、線分DE上にBD//GHとなる点Hをとる。
EG=GF,GH=3のとき、線分EGの長さを求めなさい。

(注意)
 この問題は難問です。以下の理由により、安易に解答を見ないよう注意してください。この難問を自力で解いてから解答を見てください。

(解けるまで解答を見ない理由)
 出題高校の意図を推測すると、「単にいろいろな難問の解き方を覚えて知っている学生よりも、想像力豊かで知能が高く融通性に富んだ学生の方を合格させたい」
という意図がある考えます。

 そのため、この難問を学ぶ目的は、
この難問を解こうとする努力により知能を高めるホルモンが分泌されて知能を高めること、
を第1の目的にするのが良いと考えます。

 そのため、この難問を自力で解くまでは解答を見ずに、ベストな勉強方法としては、難問を解く努力をした後(解けないで寝て良い)寝ている間に知能ホルモンの分泌をさせる。それを何回か繰り返すのが良いと考えます。

(解答の方針) 
(1)難問が解けずに寝るとき、寝ている間も何とか問題を解こうとして、そのために、問題を考え易い簡単な形にして、解こうとするだろうと思います。
 そのように簡単な形に問題を変換して考えることが、あらゆる難問を解くコツです。
(2)図形の難問は、図形を完成させてから解く。
(3)相似図形があったら、その相似図形の辺の関係式を全て書いて、その式を自分で見て考えられるようにする。

 そのため、先ず、この問題を簡単な形の、以下の【問2】に変換して解きます。

【問2】
点B,C,Fを一点にする。そしてCEを円の直径にする。
AB=CDなので線分ADはCEに垂直である。
また、FG=GEにするために、線分ADは円の中心を通る直径にする。
このときxを求めよ。

【解答】
図からxの値がすぐわかる。
 (解答おわり)

【問1】(難問)
 解答がわかったので、その解答を、問1で導く。
 EGの長さを求めよ。

【解答】
 以下のように、問題の条件を上図に書き込む。
更に補助線を加えて、同じ円周角を書きこんで図形を完成させる。
 完成させた図形を見ると、3頂角が等しいので三角形EGDと三角形GHDが相似だとわかる。
 2つの図形が相似だと分かったら、相似な図形の辺の関係の式を全部記載して、自分が式を見て考えられるようにする。

上の式は、以下の式1と式2の連立方程式を含んでいる。
連立方程式を解いたら解答が得られた。
(解答おわり)

【別解】
この問題の以下の相似図形を見つけて解答することもできる。
 
(解答おわり)

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2017年11月23日木曜日

作図の難問の解き方

以下は、ここをクリックした先の問題の解答です。

【問1】(難問)
 上図のように、円Oと円Oの周上にない2点A,Bがある。
 円Oの直径PQをひいたとき、AP=BQとなる直径PQを1つ、定規とコンパスを用いて作図し、点Pおよび点Qの位置を示す文字P,Qも書きなさい。
 ただし、作図に用いた線は消さないでおくこと。


(注意)
 この問題は難問です。以下の理由により、安易に解答を見ないよう注意してください。この難問を自力で解いてから解答を見てください。

(解けるまで解答を見ない理由)
 出題高校の意図を推測すると、「単にいろいろな難問の解き方を覚えて知っている学生よりも、想像力豊かで知能が高く融通性に富んだ学生の方を合格させたい」
という意図がある考えます。

 そのため、この難問を学ぶ目的は、
この難問を解こうとする努力により知能を高めるホルモンが分泌されて知能を高めること、
を第1の目的にするのが良いと考えます。

 そのため、この難問を自力で解くまでは解答を見ずに、ベストな勉強方法としては、難問を解く努力をした後(解けないで寝て良い)寝ている間に知能ホルモンの分泌をさせる。それを何回か繰り返すのが良いと考えます。

(解答の方針) 
 難問が解けずに寝るとき、寝ている間も何とか問題を解こうとして、そのために、問題を考え易い簡単な形にして、解こうとするだろうと思います。
 そのように簡単な形に問題を変換して考えることが、あらゆる難問を解くコツです。
 そのため、先ず、この問題を簡単な形の、以下の【問2】に変換して解きます。

【問2】


 AP=BQとなる直径PQの点の位置を求める。

【解答】 
図の不足を埋めて以下の図を書きます。
この図のように、
AP=BQとするには、ABを幅にする帯で、直線AOに垂直な帯を書く。
その帯と同じ幅の帯を円の中心Oを中心にして書く。
その帯の右の縁と円Oの交点をPとし、
帯の左の縁と円Oの交点をQとする。
するとAP=BP
になることがわかる。
これで、点PとQの位置が求められた。
(解答おわり)

【問3】
 次に、A点とB点を少しだけ上下にずらした問題を考える。
  AP=BQとなる直径PQの点の位置を求める。

【解答】
  この問題の図を見ると、問1と同じように、ABの中点とO点を結ぶ直線に垂直な帯を考えれば解けることがわかる。

この図のように、
AP=BQとするには、ABの中点とO点を結ぶ直線に垂直な帯で、
その帯の右の縁を点Aを通らせ、
帯の左の縁を点Bを通らせる。
そうすると、 
ABの中点とO点を結ぶ直線からの、上の点Aまでの高さと、
その直線からの、下の点Bまでの高さ(低さ)が
同じ長さになる。

その帯と同じ幅の帯を円の中心Oを中心にして書く。
その帯の右端と円Oの交点をPとし、
帯の左端と円Oの交点をQとする。
するとAP=BP
になることがわかる。
これで、点PとQの位置が求められた。
(解答おわり)

【問4】
 次に、A点とB点を大きく上下にずらした問題を考える。
 AP=BQとなる直径PQの点の位置を求める。

【解答】
  この問題の図を見ると、問2と同じように、ABの中点CとO点を結ぶ直線COに垂直な帯を考えれば解けることがわかる。

この図のように、
AP=BQとするには、直線COに垂直な帯で、
その帯の右の縁を点Aを通らせ、
帯の左の縁を点Bを通らせる。
そうすると、 
直線COからの、上の点Aまでの高さと、
その直線からの、下の点Bまでの高さ(低さ)が
同じ長さになる。

その帯と同じ幅の帯を円の中心Oを中心にして書く。
その帯の右端と円Oの交点をPとし、
帯の左端と円Oの交点をQとする。
するとAP=BP
になることがわかる。
これで、点PとQの位置が求められた。
(解答おわり)

【問1】(難問)
 問4の解き方を整理すれば、以下の手順で問1が解ける。
 AP=BQとなる直径PQの点の位置を求める。

【解答】
この図のように、先ずACの中点Cを求める。
次に、以下の図を書いて、点PとQの位置を求める。
この図のように書くと、AP=BQとなる直径PQの点PとQの位置が求められる。
(解答おわり)

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