これは、ここをクリックした先の問題の解答です。
【問1】
下の図のような格子状の道がある。スタートの場所Aから出発し,コインを 投げて,表が出たら右へ 1 区画進み,裏が出たら上へ 1 区画進むとする。
ただし,右の端で表が出たときと,上の端で裏が出たときは動かないものとす る。
この試行を行なうとき、以下の問いに答えよ。
(1) 8 回コインを投げ てもゴールBに到達できない確率を求めよ。
【空試行を考えた解答1】
先ず、全試行のうちの1つの事象を数列で表します。
表が出る場合を1とし、裏が出る場合を0とすると、
8回以内でゴールに到達する全ての場合は、
以下の3通りがあります。
(7回でゴールに達する場合)の事象の連鎖:
(1,1,1,0,0,0,1)
(1,1,1,0,0,1,0)
(1,1,1,0,1,0,0)
(1,1,1,1,0,0,0)
・・・
通りがあります。
(8回でゴールに達する場合(その1))の事象の連鎖:
8回目の試行の事象が0になる事象の連鎖。
(1,1,1,1,0,0,1,0)
(1,1,1,1,0,1,0,0)
(1,1,1,1,1,0,0,0)
・・・
通りがあります。
(8回でゴールに達する場合(その2))の事象の連鎖:
8回目の試行の事象が1になる事象の連鎖。
(1,1,0,0,0,0,1,1)
(1,1,0,0,0,1,0,1)
(1,1,0,0,1,0,0,1)
・・・
通りがあります。
7回でゴールに達する場合を、既にゴールに達した後でもコインを投げる空試行も加えると、8回の試行で表された事象の連鎖として表すことができます。そうすることで、その8回の試行の事象の連鎖が生じる確率が、8回でゴールインする場合の8回の試行の事象の連鎖の生じる確率と、同様に確からしくなります。
(空試行の追加その1)の事象の連鎖:
8回目の試行の事象が1になる事象の連鎖。
(1,1,1,0,0,0,1,0)
(1,1,1,0,0,1,0,0)
(1,1,1,0,1,0,0,0)
(1,1,1,1,0,0,0,0)
・・・
通りと、
(空試行の追加その2)の事象の連鎖:
8回目の試行の事象が1になる事象の連鎖。
(1,1,1,0,0,0,1,1)
(1,1,1,0,0,1,0,1)
(1,1,1,0,1,0,0,1)
(1,1,1,1,0,0,0,1)
・・・
通り、
があります。
8回でゴールに達する場合(その1)の事象の連鎖に、7回でゴールに達した後でコインを投げる空試行の追加その2の場合の事象の連鎖を加えると、
以下の、1が5つと0が3つの場合の全事象が得られる:
8回でゴールに達する場合(その1)の事象の連鎖:
(1,1,1,1,0,0,1,0)
(1,1,1,1,0,1,0,0)
(1,1,1,1,1,0,0,0)
・・・
(7回で達する場合に空試行の追加その2)の事象の連鎖:
(1,1,1,0,0,0,1,1)
(1,1,1,0,0,1,0,1)
(1,1,1,0,1,0,0,1)
(1,1,1,1,0,0,0,1)
・・・
通りがあります。
8回でゴールに達する場合(その2)の事象の連鎖に、7回でゴールに達した後でコインを投げる空試行の追加その1の場合の事象の連鎖を加えると、
以下の、1が4つと0が4つの場合の全事象が得られる:
8回でゴールに達する場合(その2)の事象の連鎖:
(1,1,0,0,0,0,1,1)
(1,1,0,0,0,1,0,1)
(1,1,0,0,1,0,0,1)
・・・
(7回で達する場合に空試行の追加その1)の事象の連鎖:
(1,1,1,0,0,0,1,0)
(1,1,1,0,0,1,0,0)
(1,1,1,0,1,0,0,0)
(1,1,1,1,0,0,0,0)
・・・
通りがあります。
その2つの場合を合わせて計算することで、
8回以内でゴールBに到達する全ての場合の確率が以下の式で計算できる。
そのため、8 回コインを投げ てもゴールBに到達できない確率は、以下の式で計算できる。
(解答おわり)
リンク:
高校数学の目次
【問1】
下の図のような格子状の道がある。スタートの場所Aから出発し,コインを 投げて,表が出たら右へ 1 区画進み,裏が出たら上へ 1 区画進むとする。
ただし,右の端で表が出たときと,上の端で裏が出たときは動かないものとす る。
この試行を行なうとき、以下の問いに答えよ。
(1) 8 回コインを投げ てもゴールBに到達できない確率を求めよ。
【空試行を考えた解答1】
先ず、全試行のうちの1つの事象を数列で表します。
表が出る場合を1とし、裏が出る場合を0とすると、
8回以内でゴールに到達する全ての場合は、
以下の3通りがあります。
(7回でゴールに達する場合)の事象の連鎖:
(1,1,1,0,0,0,1)
(1,1,1,0,0,1,0)
(1,1,1,0,1,0,0)
(1,1,1,1,0,0,0)
・・・
通りがあります。
(8回でゴールに達する場合(その1))の事象の連鎖:
8回目の試行の事象が0になる事象の連鎖。
(1,1,1,1,0,0,1,0)
(1,1,1,1,0,1,0,0)
(1,1,1,1,1,0,0,0)
・・・
通りがあります。
(8回でゴールに達する場合(その2))の事象の連鎖:
8回目の試行の事象が1になる事象の連鎖。
(1,1,0,0,0,0,1,1)
(1,1,0,0,0,1,0,1)
(1,1,0,0,1,0,0,1)
・・・
通りがあります。
7回でゴールに達する場合を、既にゴールに達した後でもコインを投げる空試行も加えると、8回の試行で表された事象の連鎖として表すことができます。そうすることで、その8回の試行の事象の連鎖が生じる確率が、8回でゴールインする場合の8回の試行の事象の連鎖の生じる確率と、同様に確からしくなります。
(空試行の追加その1)の事象の連鎖:
8回目の試行の事象が1になる事象の連鎖。
(1,1,1,0,0,0,1,0)
(1,1,1,0,0,1,0,0)
(1,1,1,0,1,0,0,0)
(1,1,1,1,0,0,0,0)
・・・
通りと、
(空試行の追加その2)の事象の連鎖:
8回目の試行の事象が1になる事象の連鎖。
(1,1,1,0,0,0,1,1)
(1,1,1,0,0,1,0,1)
(1,1,1,0,1,0,0,1)
(1,1,1,1,0,0,0,1)
・・・
通り、
があります。
8回でゴールに達する場合(その1)の事象の連鎖に、7回でゴールに達した後でコインを投げる空試行の追加その2の場合の事象の連鎖を加えると、
以下の、1が5つと0が3つの場合の全事象が得られる:
8回でゴールに達する場合(その1)の事象の連鎖:
(1,1,1,1,0,0,1,0)
(1,1,1,1,0,1,0,0)
(1,1,1,1,1,0,0,0)
・・・
(7回で達する場合に空試行の追加その2)の事象の連鎖:
(1,1,1,0,0,0,1,1)
(1,1,1,0,0,1,0,1)
(1,1,1,0,1,0,0,1)
(1,1,1,1,0,0,0,1)
・・・
通りがあります。
8回でゴールに達する場合(その2)の事象の連鎖に、7回でゴールに達した後でコインを投げる空試行の追加その1の場合の事象の連鎖を加えると、
以下の、1が4つと0が4つの場合の全事象が得られる:
8回でゴールに達する場合(その2)の事象の連鎖:
(1,1,0,0,0,0,1,1)
(1,1,0,0,0,1,0,1)
(1,1,0,0,1,0,0,1)
・・・
(7回で達する場合に空試行の追加その1)の事象の連鎖:
(1,1,1,0,0,0,1,0)
(1,1,1,0,0,1,0,0)
(1,1,1,0,1,0,0,0)
(1,1,1,1,0,0,0,0)
・・・
通りがあります。
その2つの場合を合わせて計算することで、
8回以内でゴールBに到達する全ての場合の確率が以下の式で計算できる。
そのため、8 回コインを投げ てもゴールBに到達できない確率は、以下の式で計算できる。
(解答おわり)
リンク:
高校数学の目次
0 件のコメント:
コメントを投稿