これは、ここをクリックした先のページの問題の解答です。
【問2】
上の三角形において、図の角度の条件が成り立つP点の位置座標を求めよ。
ただし、点A,B,Oの位置座標を、A(0,2)と、B (√3,0)と、O(0,0)とする。
(解答方針)
この問題は、正弦定理を使って解くべき問題であって、余弦定理やベクトルの内積を使っては解くべきでない問題です。
ここをクリックした先にあるように正弦定理を使って解くべき問題です。
しかし、複素数平面を使う場合は、この問題を解くことができます。
以下で、複素数平面を使った解答を示します。
【解答】
P点の座標を複素数pであらわして、方程式を立ててpの値を求めます。
ここで、変数sは実数をあらわす。
ここで変数tは実数をあらわす。
以上で得た方程式を以下に整理する。
この方程式7と8からpを消去して実数変数 s と t2 のみを含む式を作る。
この式9の変数sと t2 は実数である。式9の実数部と虚数部が各々0になるので以下の式10と11が成り立つ。
式12で得たsの値を式7に代入して複素数pを求める。
(解答おわり)
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【問1】
上の三角形において、図の角度の条件が成り立つP点の位置座標を求めよ。
ただし、点A,B,Oの位置座標を、A(0,√3)と、B (1,0)と、O(0,0)とする。
(解答方針)
この問題は、正弦定理を使って解くべき問題であって、余弦定理やベクトルの内積を使っては解くべきでない問題です。
ここをクリックした先にあるように正弦定理を使って解くべき問題です。
しかし、複素数平面を使う場合は、この問題を解くことができます。
以下で、複素数平面を使った解答を示します。
【解答】
P点の座標を複素数pであらわして、方程式を立ててpの値を求めます。
ここで、変数sは実数をあらわす。
ここで変数tは実数をあらわす。
以上で得た方程式を以下に整理する。
この方程式7と8からpを消去して実数変数 s と t2 のみを含む式を作る。
この式9の変数sと t2 は実数である。式9の実数部と虚数部が各々0になるので以下の式10と11が成り立つ。
式12で得たsの値を式7に代入して複素数pを求める。
(解答おわり)
この問題は、ベクトルを使って解こうとするととても難しい問題でした(クリックした先のページの第4の解答)が、複素数平面を使って解くと、このように易しく問題が解けるようになりました。
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【問1】
上の三角形において、上のベクトルの内積の式が成り立つことを証明せよ。
【一番簡単な解き方の秘訣】
(あるベクトルmとcとが互いに垂直であるという条件のある図形の問題を解くときは、
(1)それらのベクトルmとcを、互いに垂直な単位ベクトルxとyの合成であらわして(ただし、ベクトルxは三角形の所定の辺の方向に平行。ベクトルyはその辺に垂直な方向を向く)、
(2)そして、ベクトルmとcが垂直である条件として内積が0であるというベクトル方程式を作って計算すると、
計算が一番簡単になります。)
一方で、外心Oを原点にした基準ベクトルを使うと、その2つの基準ベクトルの和のベクトルが、その2つの基準ベクトルの差のベクトルに垂直になります(ひし形の対角線の直交の公式)。そのように容易に垂直なベクトルの組を作れるため、上記の場合と同様に、問題が解き易くなります。
【解答(その1)】
先ず、ベクトルbとcを、外心から引いたベクトルAとBとCであらわす。
ひし形の対角線の直交の公式により、
が成り立つ。
式a1の右辺のベクトルを、その上の式に代入して計算する。
ここでベクトル(B+C)は、上図の様に辺BCに垂直であり、長さが2mである。
(証明おわり)
【解答(その2)】
先ず、ベクトルbとcを、外心から引いたベクトルAとBとCであらわす。
この式を、大きさRが等しいベクトルAとBとCの内積であらわし、式を変換する。
(証明おわり)
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【問】三角形の外接円の半径Rを、三角形の頂点Aの高さhと辺bとcからもとめよ。
【解答】
この問題は、三角形の外接円の半径Rが、正弦定理で三角形の1つの角度とその角度に対向する辺に関係していることと、
三角形の頂点Aの角度の正弦と辺bとcの積が三角形の面積の2倍になることを使えば解けます。
先ず、正弦定理を思い出します。
この三角形の面積の2倍の面積Sの2倍が以下の式1であらわせる。
この式1のsinAを、正弦定理を使って、外接円の半径Rを使った項に変換して、以下の式2を得る。
一方、三角形面積は、以下の式3の、底辺aと高さの積であらわせる。
式3と式2を合わせて計算する。
上式のように底辺aが消えて、
外接円の半径Rが、頂点Aの高さhと辺bとcであらわせた。
(解答おわり)
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