以下は、ここをクリックした先の問題の解答です。
【問1】
平面上の3つのベクトル
が、
を満たしている。ただし、p,qは正の数でp≠qとする。
を、
を用いて表せ。
(問題おわり)
《解答方針》
ベクトルの問題は、本質的には、ベクトルという表現手段を使った図形の問題です。
そのため、ベクトルの問題を解く定石は、図を描いて問題を解きます。
ベクトルの式の演算で解くよりは、図形の定理を使って解を導く方が計算間違いが少ない良い解き方です。
この問題では、大きな紙に、ベクトルcを直径とする円を描いて、その図に以下の様にしてベクトルaとベクトルbを書き込んで行って図を完成させて問題を解く。
【解答】
先ず、大きな紙にベクトルcを直径とする円を描いて、ベクトルの始点を0とし終点をCとする。
直線OCを水平線にして描く。
その円周上に、点Oからの距離√pの位置に点Aを置き、
とする。
三角形OACが直角三角形になるので、
が成り立つ。
また、
円周上に、点Oからの距離√qの位置に点Bを置き、
とする。
三角形OBCが直角三角形になるので、
が成り立つ。
(場合1)上図では、水平線OCの上と下との円周上に点AとBを置いた。
これを場合1とする。
(場合2)下図では、水平線OCの上の円周上に点AとBを置く。
これを場合2とする。
場合2の問題では、後に説明するように、補助線を引いて、平行四辺形OBADを描いて解く。
(場合1)
ベクトルaとbが直交する場合を解く。ベクトルbはベクトルACと等しい。
よって、ベクトルaとbが垂直な場合では、
が成り立つ。
(場合1の解おわり)
(場合2)
場合2の問題では、水平線OCの上の円周上に点AとBを置く。ベクトルaとbは垂直ではない。
そのように作図すると、ベクトルBAが水平線OCに平行になる。それは、ベクトルaの、ベクトルcに垂直な成分の大きさが、ベクトルbでのその成分と同じ大きさであることを意味する。そのため、補助線を引いて平行四辺形OBADを描くと、ベクトルBAに平行なベクトルODが、ベクトルOCに平行になる。
そのため、以下の計算で、ベクトルODの長さを求める。
この値の逆数でベクトルODをベクトルOCの長さまで拡大することでベクトルcが得られる。
よって、ベクトルaとbが垂直で無い場合に、
が成り立つ。
(場合2の解おわり)
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高校数学の目次
【問1】
平面上の3つのベクトル
が、
を満たしている。ただし、p,qは正の数でp≠qとする。
を、
を用いて表せ。
(問題おわり)
《解答方針》
ベクトルの問題は、本質的には、ベクトルという表現手段を使った図形の問題です。
そのため、ベクトルの問題を解く定石は、図を描いて問題を解きます。
ベクトルの式の演算で解くよりは、図形の定理を使って解を導く方が計算間違いが少ない良い解き方です。
この問題では、大きな紙に、ベクトルcを直径とする円を描いて、その図に以下の様にしてベクトルaとベクトルbを書き込んで行って図を完成させて問題を解く。
【解答】
先ず、大きな紙にベクトルcを直径とする円を描いて、ベクトルの始点を0とし終点をCとする。
直線OCを水平線にして描く。
その円周上に、点Oからの距離√pの位置に点Aを置き、
とする。
三角形OACが直角三角形になるので、
が成り立つ。
また、
円周上に、点Oからの距離√qの位置に点Bを置き、
とする。
三角形OBCが直角三角形になるので、
が成り立つ。
(場合1)上図では、水平線OCの上と下との円周上に点AとBを置いた。
これを場合1とする。
(場合2)下図では、水平線OCの上の円周上に点AとBを置く。
これを場合2とする。
場合2の問題では、後に説明するように、補助線を引いて、平行四辺形OBADを描いて解く。
(場合1)
ベクトルaとbが直交する場合を解く。ベクトルbはベクトルACと等しい。
よって、ベクトルaとbが垂直な場合では、
が成り立つ。
(場合1の解おわり)
(場合2)
場合2の問題では、水平線OCの上の円周上に点AとBを置く。ベクトルaとbは垂直ではない。
そのように作図すると、ベクトルBAが水平線OCに平行になる。それは、ベクトルaの、ベクトルcに垂直な成分の大きさが、ベクトルbでのその成分と同じ大きさであることを意味する。そのため、補助線を引いて平行四辺形OBADを描くと、ベクトルBAに平行なベクトルODが、ベクトルOCに平行になる。
そのため、以下の計算で、ベクトルODの長さを求める。
この値の逆数でベクトルODをベクトルOCの長さまで拡大することでベクトルcが得られる。
よって、ベクトルaとbが垂直で無い場合に、
が成り立つ。
(場合2の解おわり)
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