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【問題】(難問)
イベント1で、赤コイン1つと白コイン1つが入っている袋から1つのコインを机の上に取り出しコインの色とコインの面が表か裏かを記録してコインを袋に戻す。そしてイベント2で再度、同じことを繰り返してコインの色とコインの面が表か裏かを記録した。
その2回のイベントで少なくとも1回は、白コインでコインの面が表であるコインが記録された。
こうなる条件のもとで、この2回のイベントの2回とも、袋から取り出したコインが白コインであった条件付き確率を求めよ。
【解答】
先ず樹形図を書いて問題を整理する。
この樹形図を使うことで、
この2回のイベントの2回とも、袋から取り出したコインが白コインであった条件付き確率Pは:
(解答おわり)
【別解】
2重条件の関心順を変えた以下の樹形図を書いて問題を解くこともできます。
この樹形図を使うことで、
この2回のイベントの2回とも、袋から取り出したコインが白コインであった条件付き確率Pは:
(解答おわり)
(補足)
別解の樹形図が複雑になって解答に苦労した理由は、問題の関心が、コインの面の表裏よりも白コインであるかどうかに重点が置かれていることに逆らって、関心の低いコインの面の表裏を最初にして樹形図を書いたからです。
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【問題】
5回に1回の割合で帽子を忘れるくせのあるK君が、正月にA,B,Cの3件をこの順に年始まわりをして家に帰ったとき、帽子を忘れてきたことに気がついた。2番目の家Bに忘れてきた確率を求めよ。
(1976年 早稲田大)
【解答】
先ず樹形図を書く。
この樹形図を使うことで、
2番目の家Bに忘れてきた条件付き確率は以下のように計算できる。
(解答おわり)
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【問題】
奇数の目の面が青色で、偶数の目の面が赤色であるさいころが2個ある。
この2個のさいころを同時に投げたとき、
出た目の数の和が9以上であるという条件のもとで出た目の面が同じ色である確率を求めよ。
(2004年 東京電機大)
【解答】
先ず、以下の部分樹形図を頭の中で考える。
組み合わせの数を、樹形図の枝の束の数と考える。
頭の中で想像したこの部分樹形図が大きすぎると思ったら、以下の様に簡略化した部分樹形図を紙に書く。
出た目の面が同じ色の場合は、目の合計が偶数の場合である。
この部分樹形図を使うことで、
目の数の和が9以上である条件のもとで、
出た目の面が同じ色である確率=4/10=2/5である。
(解答おわり)
(補足)
この解答の部分樹形図は、以下の様な基本樹形図の枝の束を表現したものです。
この基本樹形図は、大きすぎるので解答用紙に書くことができませんが、頭の中では基本樹形図を思い描くようにして下さい。
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【問1】(難問)
「一つのサイコロを振り,出た目が4以下ならばAに1点を与え,5以上ならばBに1点を与える」
という試行を繰り返す。
(1)AとBの得点差が2になったところでやめて得点の多い方を勝ちとする.n回以下の 試行でAが勝つ確率pnを求めよ。
(1992 一橋大)
【解答】
先ず、以下の樹形図を書いて問題を整理する。
図と確率を整理して書く。
最初の状態が繰り返しあらわれることがわかりました。
この最初の状態が問題の鍵です。
最初の状態が繰り返される確率を使ってAが勝つ確率を計算する。
n=2回目からn=2k+2回目までにAが勝つ確率は上の式で計算できる。
これを、一般化した式で書く。
この式は、k=0の場合も正しい答えを与える。
よって、この問題の答えは、以下のようになります。
nが奇数回の場合は、n-1回=偶数回目に最初の状態に戻ってからの1回目であるのでAもBも勝っていない状況にあるか、
あるいは、n-1回目か、それ以前にAが勝っている状態にあることが可能である。
(解答おわり)
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【問1】
3桁の自然数のうち、5の数字を1回以上用いている奇数の数を求めよ。
(神奈川大・経)
【解答1】
先ず、問題の一部で良いので、とにかく図に書きます。
事象Tは3けたの奇数の数をあらわします。
3桁目が1〜9の9個。
2桁目が0〜9の10個。
1桁目が奇数の数の5個。
合わせて:
T=9×10×5個です。
Oの余事象を計算する:
(解答おわり)
【解答2】
大学に入って「組み合わせ数学」の授業を受けると、以下のきれいな解き方を教わります。
努力して大学に入って、ぜひ「組み合わせ数学」の授業も受けてください。
(解答はじめ)
先ず、以下の関係式が成り立ちます。
この関係式を計算する。
(解答おわり)
【解答3】
以下の解答では、過不足無く数え上げることが大切です。しかし、その足し合わせる領域を間違え易いという問題があります。
その間違いを防ぐために、場合の数を数える式を書く都度に左の図を塗り込んでいき、全部の領域を過不足無く塗りつぶす式を作って下さい。
(解答おわり)
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【問1】
赤玉3個と白玉7個が入っている袋から無作為に1個を取り出し、
色を確認してから袋に戻す操作を30回繰り返すとき、
赤玉を何回取り出す確率が最も大きいか答えよ。
(2013年 武庫川女子大)
【解答】
先ず、樹形図の糸=事象の連鎖を以下のように書いて問題を整理する。

樹形図の糸と事象の連鎖を以下の図のように対応付けて考える。

これで、事象の連鎖の確率=樹形図の糸の太さがわかる。
それと、問題の一部で良いので、とにかく図に書きます。
30回の試行の事象の連鎖において、赤の数が同じ事象の連鎖=樹形図の糸は、同じ確率=樹形図の同じ太さの糸である。
赤の数毎に事象の連鎖を1まとめに分類することは、(赤の数による)同じ確率の事象の連鎖を集める(樹形図における同じ太さの糸を集めた枝を作る)ことに相当する。
これに従って、同じ太さの糸を集めた枝を持つ以下の樹形図を書いて問題を整理する。
赤玉n個を取り出す場合の確率を計算する:
次に、答えと思われる取り出し個数30×(0.3)=9個の前後の個数を比較する。
引き算よりも割り算の比較が簡単そうなので割り算して比較する。
赤9個の確率が一番大きい。
次に、一般的にこれが成り立つことを証明する計算を行う。
nが8個以下の場合は、n+1個取り出す方がn個取り出すよりも確率が高い。
nが9個以上の場合は、n+1個取り出す方がn個取り出すよりも確率が低い。
よって、9個取り出す確率が最も高い。
(解答おわり)
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