2025年10月24日金曜日

CやPを使わずに確率の問題を解く方法

これは、ここをクリックした先の問題の解答です。

【問2】
 Aの袋には白玉4個と赤玉5個、Bの袋には白玉6個と赤玉3個が入っている。 まず、Aの袋から同時に2個の玉を取り出してBの袋に入れ、よく混ぜた後、 Bの袋から同時に2個の玉を取り出してAの袋に入れる。 このとき、Aの袋の中の白玉の個数が増えている確率を求めよ。

【解答】 
 以下の方針に従って、確率を計算する。
「(3) そして、「複数の玉を同時に取り出す確率の問題とコンビネーションを用いて良い定理」のサイトの結論により、「同時に」玉を取り出す問題であっても、その玉を、時間差をもうけた「順番に」取り出す問題と考えて問題をわかり易くして解くのが良い。

 すなわち、玉を順番に取り出すときの確率の計算方法だけ覚えて、
全ての問題を、その解き方だけで解くことにしても良い。」

 この方針で、この問2を、【問2’】
Aの袋に白玉4個、赤玉5個あり、
Bの袋に白玉6個、赤玉3個ある。
 Aの袋から同時に2個の玉を取り出して、その2個の玉を順番にBの袋に入れる。
 次に、
Bの袋から同時に2個の玉を取り出して、その2個の玉を順番にAの袋に入れる。
Aの袋に白玉が増えている確率を求める、
(問題おわり)
という問題であると解釈して問題を解く。

 先ず、以下の事象の連鎖毎に確率を計算する。
(Bに入れる1つ目,Bに入れる2つ目,Aに入れる1つ目,Aに入れる2つ目)



求める確率は、この5つの場合の確率の合計である。

(解答おわり)

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