2024年1月24日水曜日

問3の解の第6の形の式を問2の第2の形の式へ変換する

これは、ここをクリックした先の問題の解答です。


【問3】(第6の解の式)
上図のように、三角形ABCの各頂点の複素数平面での座標をα、β、ɤとすると、
この三角形の外心Pの座標が上式であらわされる事を証明せよ。

【問3の第6の形の式→問2の第2の形の式への変換】
以下で、外心を表す第6の形の式(上記の式)
U/D
を使って、ベクトルPMを表す式を計算する。
そのベクトルPMを表す式が、
ベクトルBAに直交するベクトルを表す式
 i(βーα)
の実数倍になる事によって、
ぺクトルPMがベクトルBAと直交することを示す。
先ず、ベクトルPMは、第6の形の式を使って、以下の式であらわせる。
 ここで、交代式Dは、3つの複素数の交代式を簡単化する公式によって、以下の式であらわされる。
また、式Uは以下の式に変形できる。
この式に、α→β→ɤ→αの置き換えを行なう。
このUとDの式を使って、ベクトルPMの計算を続ける。
ベクトルPMは、ベクトルBAを複素数で表した式(βーα)の純虚数倍である。よって、ベクトルPMとベクトルBAは直交する。

P点の座標を与える式は、αとβとɤが交代している式なので、
ベクトルPNの式も、パラメータを置き換えた計算で同様に計算でき、ベクトルBCに直交する式になる。
よって、点Pは三角形ABCの外心である。
 (証明おわり)

以上の計算の結果、P点の座標ρの式は以下の式になった。
 すなわち、問2の第2形の解の式が得られた。

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