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【問1】
上の三角形において、上の式が成り立つことを証明せよ。
【解答】
以下の図のように補助線を書きます。
(1) 四角形AHCDは平行四辺形である。
そのため、AH=CDになる。
(2) 直角三角形BCDの辺CDは外心の高さxの2倍である。
(3) よって、三角形の外心の高さxの2倍が頂点Aから垂心Hまでの距離PAに等しい。
(解答おわり)
(補足)
なお、三角形ADCの頂点Aの角度βがπ/2-∠A
である(∠A=α)ことに注目して正弦定理を使った計算をし、
という計算を行うことで、頂点Aから垂心Hまでの距離PAが三角形の外心の高さ(x)の2倍に等しいことを証明しても良い。
【別解】
下の図を考える。
(上の式の証明)
直角三角形ACG∽△ABE
∴ ∠ABE=∠ACG=β
∴ ∠ABF=∠ECH=β
円周角β=∠ABF=∠ACF
∴∠ ECF=β
β=∠ECF=∠ECHであるので、
△ECH ≡ △ECF
それゆえEH=EFであるので、
△EHA ≡ △EFA
∴ PA=AH=AF
これで、上の式を証明した。
次に、△ABFの辺AF=PAに関して正弦定理を使って以下の計算を行う。
(証明終わり)
(補足)
この問題の解答により、三角形の外心の高さの2倍が頂点Aから垂心Hまでの距離PAに等しいことが証明された。
それゆえ:
頂点Aの高さー垂心Hの高さ=(外心の高さ-頂点Bの高さ)+(外心の高さ-頂点Bの高さ),
よって、
垂心Hの高さ=頂点Aの高さ+頂点Bの高さ+頂点Cの高さー2×(外心の高さ),
垂心Hの高さ-外心の高さ
= (頂点Aの高さ-外心の高さ)
+(頂点Bの高さ-外心の高さ)
+(頂点Cの高さー外心の高さ),
そのため、外心を原点にした座標系では:
垂心Hの高さ=頂点Aの高さ+頂点Bの高さ+頂点Cの高さになる。
辺CAに対する頂点Bの高さにも同じ関係があり、
辺ABに対する頂点Cの高さにも同じ関係がある。
それゆえ、外心を原点にした座標系では:
垂心Hの座標= 頂点Aの座標+頂点Bの座標+頂点Cの座標
になる。
リンク:
外心を原点にした場合の垂心の位置ベクトル
高校数学の目次
【問1】
上の三角形において、上の式が成り立つことを証明せよ。
【解答】
以下の図のように補助線を書きます。
そのため、AH=CDになる。
(2) 直角三角形BCDの辺CDは外心の高さxの2倍である。
(3) よって、三角形の外心の高さxの2倍が頂点Aから垂心Hまでの距離PAに等しい。
(解答おわり)
(補足)
なお、三角形ADCの頂点Aの角度βがπ/2-∠A
である(∠A=α)ことに注目して正弦定理を使った計算をし、
という計算を行うことで、頂点Aから垂心Hまでの距離PAが三角形の外心の高さ(x)の2倍に等しいことを証明しても良い。
【別解】
下の図を考える。
直角三角形ACG∽△ABE
∴ ∠ABE=∠ACG=β
∴ ∠ABF=∠ECH=β
円周角β=∠ABF=∠ACF
∴∠ ECF=β
β=∠ECF=∠ECHであるので、
△ECH ≡ △ECF
それゆえEH=EFであるので、
△EHA ≡ △EFA
∴ PA=AH=AF
これで、上の式を証明した。
次に、△ABFの辺AF=PAに関して正弦定理を使って以下の計算を行う。
(証明終わり)
(補足)
この問題の解答により、三角形の外心の高さの2倍が頂点Aから垂心Hまでの距離PAに等しいことが証明された。
それゆえ:
頂点Aの高さー垂心Hの高さ=(外心の高さ-頂点Bの高さ)+(外心の高さ-頂点Bの高さ),
よって、
垂心Hの高さ=頂点Aの高さ+頂点Bの高さ+頂点Cの高さー2×(外心の高さ),
垂心Hの高さ-外心の高さ
= (頂点Aの高さ-外心の高さ)
+(頂点Bの高さ-外心の高さ)
+(頂点Cの高さー外心の高さ),
そのため、外心を原点にした座標系では:
垂心Hの高さ=頂点Aの高さ+頂点Bの高さ+頂点Cの高さになる。
辺CAに対する頂点Bの高さにも同じ関係があり、
辺ABに対する頂点Cの高さにも同じ関係がある。
それゆえ、外心を原点にした座標系では:
垂心Hの座標= 頂点Aの座標+頂点Bの座標+頂点Cの座標
になる。
リンク:
外心を原点にした場合の垂心の位置ベクトル
高校数学の目次
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